松戸テニスクラブトップあおばファミリークリニック質問メール

赤松先生の不定期連載

テニスと病気のコラム

松戸テニスクラブ提携のあおばファミリークリニックの赤松先生がテニスを病気をテーマにコラムを連載。健康に関する相談にお答えします。
     
 あおばファミリークリニック
埼玉県三郷市戸ヶ崎2-286-1
TEL:048-955-8621
日曜・休日休診

2008年7月のコラム


7月28日 タバコをやめよう

タバコが1箱1000円になったら吸うのをやめますか?タバコを値上げしたら、今吸っている人が急には禁煙しないだろうから高いタバコを吸い続けて一時的にはタバコ税の徴収も増えるが、高いタバコに嫌気がさして禁煙者が増えると将来的には税収が減って国の予算が足りなくなって困るなどと、国は皆さんの健康ではなくお金(税金をとること)のことしか頭にありません。1箱が1000円になるまで待つよりも先を見越して早速タバコと縁を切りましょう。今までは禁煙というと市販のニコチンガムをかむか、ニコチンパッチをからだにはるか(パッチは今までは医療機関でしか処方できませんでしたが少なめの量の設定で市販のものが出ました)の方法しかありませんでした。しかし、この5月から飲み薬で禁煙できる方法が生まれました。この飲み薬はニコチンの代用薬ではないため、薬をのみながらでもタバコが吸えるというものです(パッチはニコチンが多量に含まれておりパッチをはった状態でタバコを吸うとニコチンが体内に過量にたまって副作用が出るためにパッチをはっての喫煙は厳禁です)。飲み薬はタバコのニコチンが脳に作用するのをブロックするため、薬をのんだ状態でタバコを吸うとタバコがまずいという味になってしまうと言われています(個人差がありますが)。タバコを吸ってもおいしくないという状態を続けていくうちに、いつの間にかタバコをやめられるようになるという薬なのです。私のクリニックでも早速始めましたが、早々に効果が出ており、薬による禁煙率は75%に達しています。薬の名前はチャンピックス。1日2回を3ヶ月間のみ続けます。保険診療できますので、毎月のタバコ代の費用とほぼ同じぐらいしかかかりません。禁煙できれば煙臭い環境とおさらばして健康を保てますし、今までタバコ代として消えていたお金を自分の趣味や旅行に使えるようになります。タバコの害を知っていながらも吸い続けている方、少しでもタバコをやめようと考えている方、あるいは今まで禁煙にトライしたことがある方、是非ともこの薬で禁煙効果を実感して下さい。


7月18日 熱中症

いよいよ猛暑が始まりました。昨年も熊谷市で40.9度まで上がり全国で猛暑が続きました。猛暑といえば熱中症です。アスファルトの道路が増えるなどのヒートアイランド化の影響で1994年から急増しており、暑さに弱い高齢人口の増加で特にお年寄りに多く発生しています。乳幼児では車の中に放置されるなどの事故、若年者ではほとんどがスポーツでおこり、成人では工事現場などの仕事中やスポーツでおこることが多いようです。症状としてはめまい・立ちくらみなどの軽いものから、足・腹筋のけいれんや、頭痛・吐き気・判断力低下などの中くらいの病状のもの、さらに呼びかけても返事がない意識障害や過呼吸をおこす重症の熱射病まで様々です。梅雨明けの蒸し暑い日など、まだ体が暑さに適応できていない時期はおこりやすいものです。まずは予防が大切です。炎天下や暑い室内に長時間さらされないようにする。水分を適切に補給する。かさや帽子で直射日光を避ける、こまめに日陰で休むなど気をつけます。大量に汗をかく場合には塩分補給も重要です。熱中症にかかったら適切な処置をしないと命にかかわります。まずは次のような応急処置をします。

・涼しい場所へ運んで休ませる(風通しの良い日陰やクーラーの効いた室内など、本人が楽な姿勢で)
・ 水分補給(吐き気がない場合、少しずつ何回にも分けて) ・ 塩分も補給(水1リットルに塩1~2gをまぜた0.1~0.2%の食塩水または塩分を含むスポーツドリンクで)
・体を冷やす(顔や体にぬれタオルをあてたり水をかける、うちわなどであおいで風を送る、氷やアイスパックで冷やす)
・筋肉のけいれんではマッサージ 応急処置で回復しない場合や最初から病状が重い場合にはいち早く医療機関に運ぶことが必要です。

救急車を呼ぶこともありますが、その間も応急処置を続けます。医療機関ではすぐに点滴をすることになりますが、大部分はそれだけで回復します。私は暑い日中でもランニングをしたりしますが、自分が倒れないように十分に注意はしています。


2008年6月のコラム


6月29日 毛虫皮膚炎

蚊やダニによる虫刺されと違って、服から露出した首・肩~腕・足の広い範囲に出てものすごく痒い発疹が6月初めから見られるようになりました。先日は市内の小学校のプール授業で多数の生徒がかかり、お尻や足の裏まで真赤なブツブツができて来院しました。原因はチャドクガなどの幼虫です。他にアメリカシロヒトリなどもいます。毛虫の毒針毛は1匹に数十万本あり、その毛が抜けて皮膚にささって症状をおこすのです。すぐに症状が出ないで1~2日たってから気がつくこともあります。軽いものは軟膏のみで治りますが、ひどい場合は飲み薬も必要になります。ツバキや桜に毛虫はつきやすいので近づかないようにすることと、万が一に触ってしまったら初期治療(粘着テープで毒針毛をとりせっけんで皮膚を洗い流す)をして早めに治療を受けることをおすすめします。テニスクラブは花木が多く「緑」が自慢のようですが、ボールがやぶに入ってもむやみに取りに行かないように。虫がいないかよく確認を。毛虫にやられたら当分テニスができなくなりますよ。